●マガレイ (真鰈)
形態

体は楕円形、側線は湾曲している。眼は右側頭部にあって小さい。口も小さく左右不相称で眼と眼の間にはうろこがありません。下あごはやや突出しております。
歯は門歯状である。無眼側が白色で左体側部は円鱗に覆われており、有眼側は青味を帯びた黒褐色で右体側部は櫛鱗に覆われております。

生態
体長は50cmに達し、水深150m以浅の岩礁地帯周辺の砂質または砂泥質の海底に生息しております。産卵期は北海道だとだいたい4月〜6月で新潟だと3〜5月に行われるので北に行くほど遅くなっていきます。よう卵数は体長が15cm前後だと20万粒前後で20cmになると60万粒前後産みます。水深50m前後の沿岸で砂泥域に産卵をし、1回の産卵期には約10回〜20回に分け産卵します。卵の大きさは直径0.9mm前後で球形の分離浮性卵です。水温が10℃ぐらいだと1週間程度で孵化し仔魚の大きさは約3mmです。孵化後7日程度で5mmぐらいに成長します。7mmぐらいになる頃には左側の眼が背方へ移動し始めます。16mmぐらいになると成魚と同じ体形となります。その頃になると、、底生生活に移動し成長していくと沖合いに移動していきます。雄と雌だと成長の差異があり雄は生後3〜4年で15cmになり、雌は生後2〜3年で15cmになります。仔魚の頃は動物プランクトンなどを摂食し底生活に入ると多毛類や二枚貝類などを餌とします。
漁法 底刺網や底曳網などで漁獲されます