●マダラ (真鱈) |
形態 |
体は肪錘形で、腹部が大きく張り出している。体長は体高の約5倍の長さである。上顎は下顎より突出し、下顎の先端には、1本のひげがあり、その長さは眼系と同じ長さかそれよりも長いといわれている。体色は体側背部は褐色で不定形のな暗色班がある。 |
生態 |
全長120cm、体重は20kgにも達し、水深200mm前後の大陸棚・斜面の岩礁域や日本近海だと水深150m付近に生息する。生息水温は、2〜10℃で2〜5℃の海域に多くいる。産卵期は東北沿岸だと12月〜2月、北海道西岸海域では12月〜3月であり卵数は体長によって異なり、60cm前後だと約120万粒、80cm前後で約330万粒といわれています。産卵場所は主に日本近海だと水深30〜100mの海底で平らな岩盤や硬い砂泥底で、雌が放卵すると雄が雌の下に入り激しく反転し放精する。卵の直径は約1.2mm前後で球形で少し粘着性を持っています。産卵をして孵化をするまでの時間は水温が2℃で約30日間、5℃で20日間前後、6〜7℃で15日間前後かかります。
孵化直後の仔魚の全長は、約4mm前後。仔稚魚の生息適水温は7〜8℃。北海道では体長3〜6cm成長し、7月頃になると底性生活に移行し、生後1年になると16cm、2年だと30cm5年になると60cm前後まで成長し、8年になると90cm前後まで成長します。仔稚魚の頃は動物プランクトンを摂食するが成長していくにつれてだんだん大型動物などを食べるようになります。
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漁法 |
底曳網や刺網で漁獲されます。
主な生産地と漁獲時期
日本近海の盛漁期は12月〜3月にかけ、陸奥湾だと2月〜5月で、新潟県以北の日本海北部は12月〜5月である。
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